コンフォートゾーンについて

皆さんは「コンフォートゾーン」という言葉を聞いたことがありますか?

このページでは、以下の内容についてご案内いたします。

  • コンフォートゾーンとは?
  • コンフォートゾーンの周りにある2つのゾーンについて
  • 人の成長とコンフォートゾーン

 

コンフォートゾーンとは?

コンフォートゾーン、英語ではcomfort zone。それぞれの単語の意味は、comfort(快適な、心地よい)、zone(範囲、ゾーン)となり、直訳すれば「心地よい居場所」「快適なゾーン」などとなります。

心理学などでは、ストレスや不安がなく、落ち着いた精神状態でいられる場所を指すようです。

「コンフォートゾーン」とは、ひとつの心理的状態で、人がそれまでの習慣から、快適で安全であると感じ、そこにいれば、その人を取り巻く周囲の環境との交流が容易にできると感じる、という領域です。

ですから、このゾーンでは、安定したレベルのパフォーマンスが可能です。

この「コンフォートゾーン」、どういう状況であれば快適なのかは、個人ごとに異なりますし、また、「コンフォートゾーン」を離れようとするための努力、さらに「コンフォートゾーン」を離れた場合の結果もそれぞれ各個人で異なります。

 

コンフォートゾーンの周りにある2つのゾーンについて

実は、この「コンフォートゾーン」の周りにさらにふたつのゾーンがあるそうです。

それは、「最適なパフォーマンスゾーン(optimal performance zone)」と、「危険ゾーン(danger zone)」です。

「最適なパフォーマンスゾーン」は、別名「ピークパフォーマンスゾーン(peak performance zone)」と呼ばれることもあるようです。

英国の経営理論家アラスデア・ホワイトによると、「最適なパフォーマンスゾーン」では、ある程度のストレスによってパフォーマンスを向上させることができる、とされています。

「危険ゾーン」は、別名「パニックゾーン(panic zone)」と呼ばれることがあるようです。

アメリカの心理学者ロバート・マーンズ・ヤークスは、 「不安は、特定の最適な覚醒レベルに到達するまでパフォーマンスを改善する。その特定のポイントを超えると、より高いレベルの不安が達成され、パフォーマンスは低下する。」としています。

つまり「コンフォートゾーン」を抜け出したところに、ちょっと不安を感じるぐらいの「最適なパフォーマンスゾーン」があり、ここにいればパフォーマンスを向上させ、ピーク値にまでもっていくことも可能。

しかしながら、このゾーンを行き過ぎてしまうと、より大きな不安というストレスの影響でパフォーマンスが急速に低下する「危険ゾーン」に入ってしまう、ということのようです。

 

人の成長とコンフォートゾーン

居心地のいい空間なら、ずっとそこに居たいと思うのは誰しも普通のことですね。

そこに実は「コンフォートゾーン」の落とし穴があります。

ずっと居心地のいい空間にいると、同じことの繰り返しとなり、価値観が固定化されて、環境の変化に適応できなくなってしまいます。

いわゆる「ぬるま湯につかっている」状態ですね。

対して、「火事場の馬鹿力」という言葉があります。

これは、家が火事になった時に、日常生活ではとても動かすこともできないような重い家具を抱えたまま避難した、という話に由来し、人が窮地に立たされた状況下において、普段からは想像できない力を無意識に発揮することを意味しますね。

皆さんも、試験勉強などで追い込まれた状況にある時、いつも以上の力を発揮したことはありのではないでしょうか。

この状態が、「最適なパフォーマンスゾーン」に重なると思います。

ということは、「最適なパフォーマンスゾーン」というのは、ある程度追い込まれた状態であり、心理的にはかなりしんどい状況にあるということがわかりますね。

それもそのはず、「コンフォートゾーン」の外に出てしまっているのですから、快適な状況ではなく、不快な状況です。

本当にできるのだろうか、という不安。

これをやり終えないとダメになってしまう、というストレス。

さらに、この不快な状況の理由の大半は、恐怖であるといわれています。

人はもともと、知らないことや、わからない物など、未知の物事に対して恐怖を感じるようになっているそうです。
知らないからこそ、その対象を怖く感じる、というわけですね。

そのような恐怖の多くは、意味不明で理不尽なものかもしれません。ただ、人生経験や知識を増やしていけば、この恐怖は少しずつ克服することができるのではないでしょうか?

幼少時から積み重ねてきた過去の経験の中でも、私たちは常に少しずつ、何か新しいことにチャレンジしてきたはずです。

誰もが恐怖を利用して前に進む能力をもっていて、それを克服して乗り越えることによって、成長につなげているのです。

そういった意味からも、自らの成長のためには普段から常に「コンフォートゾーン」から抜け出していく必要があるのですね。

ChiyoKamiya
ドイツ在住、歌って踊れるマインドフルネス・ライフコーチのカミーユです。
ドイツ在住、歌って踊れるマインドフルネス・ライフコーチのカミーユです。

Must Read

ドイツ長者番付常連企業ALDIのプラスチック削減へ...

ヨーロッパの稼ぎ頭、または欧州経済のけん引役として...

ロッククライミング(ヴィア・フェラータ)とコンフォ...

夏、7月から8月にかけてはドイツでも夏の休...

コンフォートゾーンについて

皆さんは「コンフォートゾーン」という言葉を聞いたこ...
UA-145136399-1