異文化コミュニケーション

Communication

グローバル化が進む今日、プライベートのみならず、ビジネスにおいても諸外国のビジネスパートナーと接する機会は多くなっています。また、海外留学や研究・赴任等で異国に数年間駐在する人、さらには国外移住の方も増えています。

そんな時に必要となる「異文化コミュニケーション」についてまとめてみました。
続きを読む

相手も自分も尊重するコミュニケーション:アサーティブコミュニケーション

communication

「すべての悩みは対人関係の悩みである」とアドラーは言いました。その対人関係の基礎をなすのがコミュニケーションです。

どうしたら相手に遠慮したり、相手を傷つけたりすることなく、自分の気持ちや考えを伝えて理解してもらえるのでしょうか? そんなときに役立つ、「アサーティブ・コミュニケーション」をご紹介します。
続きを読む

ドイツ長者番付常連企業ALDIのプラスチック削減への試み

edeka beutel

ヨーロッパの稼ぎ頭、または欧州経済のけん引役として知られるドイツ。

ヨーロッパ大陸の中央に位置し、人口は8200万人、経済規模は2017年時に3兆4000億ドル(米ドル換算)とされており、いずれもEU=ヨーロッパ連合諸国の中では最大です。

また、各地で盛んに作られているビールやソーセージ、AUDI、BMW、メルセデスベンツなどの高級車の国としても日本人にも馴染み深い国です。

さて、そんな豊かな国ドイツには、いったいどのぐらいの規模の億万長者がいるのか、考えてみたことはあるでしょうか?

スイスはチューリッヒに本拠を置くAxel Springer Schweiz AG発行のビジネス雑誌『BILANZ (「バランスシート」を意味するドイツ語)』は、ドイツのお金持ちの財政状況に関する洞察を提供する雑誌。

同誌によると、ドイツには2017年現在で、164人の億万長者がいるそうです。

最も裕福な人(家族)は415億ユーロを所有しているとのことです。食料品チェーン店LidlとKauflandの創立者であり、計算上の財産が415億ユーロのディーター・シュヴァルツ氏が、その最も裕福なドイツ人です。 1,043億ユーロの売上高を誇るシュヴァルツグループは、依然として国内最大の家族経営企業です。

『BILANZ』誌によるこのドイツ長者番付は毎年公開されますが、その常連として、常に10位以内に顔を出す名前のひとつに、やはり食料品チェーン店ALDI(アルディ)の所有家族があります。

2018年の8月、そのALDI社に関する以下のようなニュースが流れました。

Aldi will Plastik deutlich reduzieren – mit einem längst überfälligen Schritt

アルディ社が今後、プラスチックの使用を減らしていく、というものです。

実際に、ドイツの億万長者によって経営されるディスカウント・スーパーのAldi(アルディ)は、2019年から皿、ストロー、プラスチックカップなどの使い捨てプラスチックの使用を禁止しています。 EUが2018年末に、2021年からの使い捨てのプラスチックの使用禁止を支持する決定を発表した後、ドイツ経済の雄であるALDI(アルディ)は、他の企業の規範となるべく、この使い捨てプラスチック使用禁止を自社内で推進していく予定です。

「Aldi(アルディ)包装減ミッション」-これは、北と南のALDI(アルディ)両社が、将来的に多くの包装廃棄物を節約したいと考えている野心的なパッケージング戦略の名前です。

その具体的な目標としては:

2022年までに、すべての自社ブランドのパッケージはリサイクル可能に。
2025年までに、自社ブランドの包装量を30%減少。

という二つが挙げられています。

ALDI SÜD(アルディ南)のグループ購買ディレクター、フィリップ・スコーニング氏は、「2025年までに自社ブランドのパッケージを30%削減するという野心的な目標を設定しました。 これまでの取り組みのおかげで、私たちは継続的な成功を収めており、迅速なステップでプロジェクトに近づいています」と、述べています。

また 将来、このグループは、余分な使い捨てパッケージをより環境に優しい材料または再利用可能なソリューションに置き換えたいと考えています。

たとえば、2019年以降、綿棒は紙で作られたもののみとなり、従来のプラスチック綿棒はなくなります。

現在、ドイツのスーパーマーケットで買い物をする人はまだまだ、たくさんのプラスチック製のパッケージを持ち帰ることになります。 これを少しずつでも減らしていくことができればいいですね。

例えば、ドイツのスーパーでは、野菜や果物などは、自分で必要な分だけをビニール袋に詰めて購入するというシステムをとっているところが多いのですが、最近いくつかのスーパーでは、何度も利用できるネットを野菜・果物コーナーに設置して、有料で販売したりしています。

edeka beutel

また上述のALDI(アルディ)では、2018年までキュウリは一本ずつプラスチックに覆われて販売されていましたが、2019年4月からは無包装で提供されています。

その結果、ALDI SÜD(アルディ南)とALDI Nord(アルディ北)の両社は、毎年約120トンのプラスチック廃棄物を節約することとなります。

ほかにもバナナの包装では、プラスチックホイルの代わりに薄いバンデロールを使用することで、使用されるプラスチックの量を年間約340トン削減できます。

リサイクルされた製品パッケージを使用すると、ALDI(アルディ)は約2,000トンの新しいプラスチックを節約することもできます。

ディスカウント・スーパーの雄は、世界環境の改善のための正しい方向に向かっており、今後このオファーがどのように発展するのか興味をもって見守りたいものですね。

 

ロッククライミング(ヴィア・フェラータ)とコンフォートゾーン

Mayerhofen

夏、7月から8月にかけてはドイツでも夏の休暇シーズン最盛期です。

私の住む南ドイツ、バイエルン州は、ドイツ国内からの旅行者も多い人気のホリデー地域。
アウトバーンなどでも、ドイツ各地方からの自動車やキャンピングトレーラーを始め、欧州各国のナンバープレートを見かけることが多いです。

そんな8月のある日、家族でオーストリア国境を越えて、ヨーロッパアルプスはチロルの山岳地帯に行ってきました。
目的地は、ミュンヘンから車で2時間ほどのマイヤーホーフェンという山間の町。
私としては、山の清浄な空気に触れて、のんびりとおいしいものを食べて、ちょっとした山歩きなどを楽しめれば、という気持ちでしたが、なんとこのマイヤーホーフェンにて、人生初のロッククライミングに挑戦することになろうとは夢にも思っていませんでした。

ヴィア・フェラータ(via ferrata)とは

今回体験したロッククライミングは、正確にはヴィア・フェラータと呼ばれるもの。
ドイツではクレッターシュタイク(Klettersteig、直訳: クライミングロード)と呼ばれています。

発祥の地はイタリアだそうでして、イタリア語で「鉄の道」を意味するヴィア・フェラータは、その名の通り金属製のワイヤーロープやはしご、木製の歩道や吊り橋のように、固定された設備などが前もって整えられている登攀コースを指します。
登攀者本人は2つのカラビナが接続されたハーネスを装備し、常にこのカラビナをワイヤーロープなどの固定設備につなげて安全性を確保しながら登るので、経験の少ない登山者でも、岩場や崖の上のコースを安全に通行し、頂上まで達することができるようにするものです。

ヴィア・フェラータの最低限装備は、ハーネスとヴィア・フェラータキット(上記カラビナ付きのロープと、リギングプレートと呼ばれる衝撃吸収部品からなる)、ヘルメットの3つ。これらは自分で用意しなくても、現地で手ごろな値段で借りられることが多いようです。

実際、私の場合は、駐車場で15年間愛用した登山靴に履き替え、3歩歩き出したところで、なんと左側の靴底(ソール)の部分が突然ぱっかりとはずれてしまい、復旧不可。
慌てて先ほどまではいていたスニーカーに履き替えて、なんとかそれで登ることにしたのでした。

また、登攀中は、常に金属のカラビナを開けたり閉めたり、またそれをずらしながらワイヤーロープに常に触れている状態になりますので、ぴったりした手袋があればなお良いですね。
自分で用意したほうが良いのは、運動しやすい服装と、しっかりした登山靴。スニーカーでも大丈夫ですが、底がしっかりとしたものが安心です。
これにフィンガーレス&パッド入りグローブと小型リュックサックがあれば、より快適にヴィア・フェラータを楽しめるでしょう。

マイヤーホーフェンのヴィア・フェラータ

世界には無料のヴィア・フェラータが数多く存在し、アルプスやドロミテ地方はその数が特に多いそうです。

今回私たちが登った、マイヤーホーフェンのヴィア・フェラータは、身長120センチ以上の6歳から14歳の子供も、大人同伴で楽しむことができるコースでした。

子供コースとはいえ、ヴィア・フェラータ難度は一部B、勇気とパワーと器用さが必要とされる、となっています。
スタートからゴールまでの高度差は約200メートル、ワイヤーロープの全長は約400メートル、時間は1時間半から2時間のコースです。
場所は、マイヤーホーフェンの鉄道駅からもほど近く、駐車場もすぐ近くにあり、登り口の手前で装備一式を貸してくれる受付があります。レンタル料金は私たちの時は一人20ユーロほどでした。
手袋は基本セットに入っていないのですが、合ったほうがいいので、これは5ユーロで買い取りでした。

さて、長女に「せっかくだから山登りにもチャレンジしましょう!」と言われて、家族旅行のついでのハイキング、みたいな軽い気持ちでのこのこついてきたのはいいものの、最初にコースのスタート地点に立った私は、「Oh My God」と心の中で叫びました。
ほぼ絶壁に近い山肌を登って行くことがわかったからです。

登る前の心境としては、
「最後まで登れるかな?」
「途中でしんどくなったらどうしよう?」
「逆戻りもできないよね?」
「怖い・・・」
というものがまじりあっていました。

それでも、長女も次女もやる気満々だし、末っ子はちょっとビビッていましたが、母までビビった様子を見せてはいけないと、まずは練習用のワイヤーロープにカラビナを2、3度つけたりはずしたりして、感覚をつかみます。

そうしていよいよ、ドキドキを隠して、57歳にして人生初のヴィア・フェラータのスタートです。

ルートのスタート地点に到着し、まずカラビナを2つワイヤーに留めて、前後の人と一定の距離を取ります。
ボルトで止められているワイヤーの区間に、二人以上の人が入らないようにするのが基本のようでした。
そして、ワイヤー沿いに登りながら、自分の動きに合わせてカラビナをスライドさせていきます。
ワイヤーは一定間隔で山にボルト留めされているので、ボルトのあるポイントに到達したら、ひとつめのカラビナを外し、次の区間のワイヤーに留め、それからもうひとつのカラビナを外して留めます。
常に2本のカラビナのうち、1本は必ずワイヤーに留まっているように注意します。
ワイヤー沿いに墜落しても、ボルト部分で必ず止まるようになっているので、墜落距離を短くするには、できるだけ前の位置にカラビナを留めておくのがベストだそうです。

さて、心の中の恐怖を押し殺しながら黙々と登って行く我々4人。

部分的には簡単に進んで行けるところも多いのですが、地形によっては時々ワイヤーワークが不規則になっていてカラビナがひっかかったり、足をかなり急な角度で持ち上げないといけなかったり、「もうやめて帰りたい!」と思ったことも1度や2度ではありませんでした。
しかし、ヴィア・フェラータはスタートからゴールまでのルートが1種類しかなく、ルート上で立ち往生しても、そこから脱出することはできないのです。
一部のヴィア・フェラータにはエスケープ用のルートが紹介されているものもあるそうですが、その数は決して多くないようです。
ここマイヤーホーフェンのヴィア・フェラータも、一度登り始めたら、最後まで登りきらないといけないのです。

最終手段として、逆戻りするという手もありますが、一つしかないルートを次から次へと昇ってくる人がいる中を逆行して山を下りるわけですから、迷惑千万この上ない行為になります。
下からくる何十人という人にいちいち、「ごめんなさい」「すみません」「失礼します」と謝りながら逆行するよりも、ここまで来たらもう登り切ってしまったほうがいっそ楽! と自らを励まして、また再び登り続けたのでした。

ルートのほぼ中間に、大きめのプラットフォームがあり、雄大な山の眺めを楽しみながら、ちょっとした休憩をとることができます。

ここからは、通常のハイキングコースにつながる非常口もあるので、すでに疲労困憊していた私と12歳の末っ子は、ここでお姉ちゃんたちと別れて、ハイキングコースから山の頂上にある山小屋風レストランへ向かうことにしました。
長女と次女の二人はるんるん気分で、無事にゴールまで完走し、30分ほど遅れてレストランで合流し、緑豊かな景色を楽しみながら、アプフェルショーレというリンゴジュースの炭酸水割でのどを潤しました。

全ルート完遂ことできませんでしたが、心の中の恐怖を克服して、一歩コンフォートゾーンから抜け出すことができた一日として、この夏の日を忘れないようにしたいと思いました。

あなたにも、そんな忘れられない思い出の一日がありますか?

コンフォートゾーンについて

one step forward

皆さんは「コンフォートゾーン」という言葉を聞いたことがありますか?

このページでは、以下の内容についてご案内いたします。

  • コンフォートゾーンとは?
  • コンフォートゾーンの周りにある2つのゾーンについて
  • 人の成長とコンフォートゾーン

続きを読む

東洋のマインドフルネス レクチャーシリーズ

Mindfullness

Mindfullness

東洋のマインドフルネスとは?

ドイツ人の自然派療法士のアンネといっしょに、2017年の秋からミュンヘンにて東洋の生活哲学をベースにした、身体、精神、魂の健康に関する四季ごとのレクチャーシリーズを開催しています。

下はそのお知らせフライヤーの一面です。

Eastern Mindfullness

こちらでご案内している内容は以下のとおり。

 

四季が絶えず移り変わっていくように、私たちの生活も絶えず変化しています。

季節の変化は、エネルギーの変化に大きな影響を与えます。 私たちは日常生活の中で自然の力に昔ほど直接にはさらされていませんが、それでも環境と季節の影響を強く受けています。

季節ごとに、適切な食べ物、考え方、行動があります。
あなたももう一度、自然と調和した生活を送りたくはありませんか?

 

代替治療プラクティショナー兼TCM(伝統中国医療)のエキスパートであるアンネ・バウムガルトと、マインドフルネス・ライフコーチ兼風水コンサルタントの神谷千代が、年に4回、季節ごとの講義を共同で開催します。 人生のエネルギー、魅力、自由、明快さ、情熱、調和などがテーマです。

サンクト・ガレン コーチングモデルについて

woman sitting on tree stump

2016年から2017年にかけて、スイス発のサンクト・ガレン コーチングモデル(St.Gallen Coaching Model(SCM)®)に基づいてコーチの資格を取得しました。

このトレーニングの方法論的基礎、「St.Gallen Coaching Model(SCM)®」は、アイデンティティとパーソナリティのレベルに応じ、文脈に依存することなく機能し、持続的に効果を発揮する、体系的、解決志向、価値重視の5次元コーチング方法です。

このモデルは科学的検証されており、3つの別々の独立した研究所(2011、2014、および2017)において、非常に効果的かつ持続可能であることがわかっています。

 

2019年 秋のウエルネスセミナーin Munich のお知らせ

autumn seminar

autumn seminar

秋のウエルネスセミナーin Munich

ドイツにおけるグローバルコミュニケーションを発信するJapanconcept主催、マインドフルネス・ライフコーチのEnharmonic カミーユ協賛。ユニークなコラボレーションによるセミナー&ワークショップです。
いずれもその長いドイツ滞在経験から得た知見を余すところなくご案内いたしますので、ドイツ滞在がまだ短い参加者でも、ドイツの良さをすぐに深く知ることができて、ためになり、また心と体のリラックスにもなるお得な内容です。

続きを読む

欧州のプラスチック・フリー&ゼロ・ウェイスト Plastic Free / Zero Waste

plastics

ヨーロッパではプラスチックのストローが使えなくなる?

2018年10月、EU(欧州連合)国内における使い捨て可能なプラスチック製品の販売を2021年から規制する法案が、欧州議会にて可決されました。この規制法案が目的とするところは、環境や海洋に大量のプラスチック廃棄物が残留するのを防ぐためです。

どのようなプラスチック製品の販売が規制されるのかというと、プラスチックコップ、フォーク、ナイフなどの使い捨て食器、ストロー、綿棒(芯の部分がプラスチック製のもの)、その他の使い捨てプラスチック製品です。

数字で見るプラスチックごみの現状

618 キログラム

これは、ドイツ国内で一人あたり生み出される廃棄物の重量です。 これらのうち、ごく一部がリサイクルされますが、大部分のゴミは焼却処理されています。 ドイツ全体では合計1170万トンのプラスチック消費量ということで、ヨーロッパ最大です。

800万トン

毎年海洋に廃棄されるプラスチックの量。
これは1分あたり約1台のゴミ収集車がゴミを捨てていく量に相当します。 このままの状態が続くと、2050年には海中の魚よりもプラスチックの方が多いということになるそうです。

76%
調査によると、ドイツ全土では4分の3以上の人々が使い捨てプラスチック製品の使用の禁止を支持しています。私たちは もうゴミを出したくないのです。 そして、不必要な包装や環境へのダメージを与えずに商品を買いたいと思っているのです。